以前は WordPress で WEB サイトを作っていたが、今は、HTML で作っている。

HTML とは言っても、HTML を生成する、いわゆる、スタティックサイトジェネレータ(hugo)で WEB サイトを作る。

流れとしては、以下のようになる。

  1. PC 上でテキスト (markdown 形式) で記事を入力する。
  2. hugo serve コマンドでローカルに WEB サーバが立ち上がるので、表示内容を確認する。
  3. hugo コマンドを実行して html を生成する。
  4. public ディレクトリの下のファイルを ftp でレンタルサーバに転送する。

WordPress をやめて HTML にした理由は次のようなものだ。

オフラインで記事の作成ができる

WEB サイトに接続せず、好きなテキストエディタで記事を作ることができる。極端なことを言えば、Windows のメモ帳でも大丈夫だ。WEB サイトに接続しなくてよいので、ネットにつながっていなくても記事作成自体はできる。

一般にスタティックサイトジェネレータは、markdown と呼ばれるテキスト形式で記述するようになっており、テキストエディタでも読みやすいのが嬉しい。

WEB サーバのセットアップや運用が簡単

PC 上にスタティックサイトジェネレータをセットアップする必要があるが、サーバ側のほうは、WEB サーバだけでよい。PHP や mysql は必要ない。WEB サーバを引越ししたい場合はファイルを移動させるだけなので、非常に簡単だ。

運用については、PHP や WordPress 自身のバグによる更新などをウォッチしておく必要もない。レンタルサーバを借りるなら、WEB サーバはサーバー業者がめんどうを見てくれるので、心配すべきなのは、コンテンツのみ、というシンプルな運用になる。

また、DB が不要なため、レンタルサーバを借りる際、激安な月額料金のプランが利用できることも嬉しい。例えば以下のロリポップレンタルサーバのエコノミープランなどだ。

エコノミープラン 詳細はこちら

とにかく、コンテンツが当たるかどうかわからないので、運用コストを低くして、たくさん試行錯誤できるようにしておきたいところだ。

プラグイン地獄からの脱出

WordPress を使いだすと、SEO や高速化、セキュリティ対策など色々なプラグインを追加していくことになる。設定も初心者にはわかりづらいだろう。トラブルがあっても何が原因なのかわかりづらい。本質的でないところにばかり時間が取られてしまう。

高速化が必要なのは、WordPress が PHP や DB を使っていることが原因だろう。

スタティックサイトジェネレータは、事前にコンテンツを html として生成するので、そもそも高速に動作する。

ただ、どのテーマを選ぶかは WordPress と同様、悩むところであろうし、お問い合わせフォームなどは用意されていない。